貴社の記者が汽車で帰社する

音楽で人生が形作られている男の戯言

不定期音源レビューvol.3

親愛なるキミヘ...

 

いかがお過ごしでしょうか?一気に冷え込んで雪なんかもチラつく嫌な季節になりましたね。

LUNATIC SENDAIの雪はwinter fallぐらいなので良いんですが、車通勤なので雪かきが死ぬほどめんどくさいです。

我らの行手(通勤・通学)をあの天も邪魔をしようとしているらしい...

 

前置きはこんなもんにして今回は先日発売された再録版STYLEのレビューをしようと思います。

読めぇぇぇぇい!我がSLAVE達よ!

 

f:id:vk90:20231217231025j:image

 

1.WITH LOVE

2.G.

3.HURT

4.RA−SE−N

5.LUV U

6.FOREVER&EVER

7.1999

8.END OF SORROW

9.DESIRE

10.IN SILENCE

11.SELVES

 

 

1.WITH LOVE

レコードの針を落とすノイズ音から始まるバラード。

RYUICHIの低音の魅力を存分に活かしたバラードで、SHINE〜終幕期のような甘々な声ではなく少し苦味も足されたような大人のラブソング的な感じになっています。

あと「〜して」で終わるような歌詞が多く以前Twitterで「WITH LOVEの歌詞は指示が多い」というのを見かけてまた不器用に笑ってしまいました。

 

2.G.

歌詞の「聖なる夜に」からLUNA SEA初のクリスマスソングとも言われるロックナンバー。

ライブでやるとイントロで拳が片手に上がってしまう盛り上がり曲。

再録と聴いてRYUICHIの喉の状態が不安でしたが、先行配信されたLOVELESSとG.を聴いて心配は無用だったと思いましたね。

家でGが出たら脈拍はレッドを飛び越えますし、「Oh please help me God」と叫びます。

 

3.HURT

G.よりテンポは遅めのヘドバン曲。

深淵に落ちてくような雰囲気が堪らないこのアルバムでも1、2を争うダークなナンバー。

この曲と次曲は特にヘヴィさを増した気がしますね。

音楽と人」の杉原さんのインタビューでは原曲で重ね録りされていたギターの音をひとつ減らしたそうです。

また、今回のツアーではワイパーをしてたとの事ですが、この曲は手を振るのではなく頭を振る曲だと思ってるので、ライブで頭を振ったら首が「3.2.1.BREAK」してしまいました。

 

4.RA−SE−N

この世で1番の名曲。

HURTと並んで元々ヘヴィな楽曲だったのが、再録を経て更に重さを増したと思います。

特に真矢のタムとバスドラの音がそれを象徴しています。

前半ずっと重い雰囲気を漂わせてからの大サビの解放感が本当にやばすぎる。

LUNA SEAハマりたての頃、ONDのこの曲の演奏を映像で観たことがSTYLEを買うきっかけになりました。

それに伴いこの曲のベストテイクはONDだと信じて止まなかったんですが、先日の仙台公演でそれを超えちゃいました。

 

5.LUV U

 LUNA SEAのダンスロックチューン。と言っても今流行りのキラキラポップな感じではなく、STYLE特有のダークさや毒々しさを纏ったダウナーなポップさと言った方が良いかもしれません。

原曲ではディスコで踊るような若さがありましたが、再録では社交ダンス的な大人な雰囲気があります。

 

6.FOREVER&EVER

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

世紀の大名曲。この世で1番の曲。マジで神曲

↑これすぎてSEARCH FOR REASONのシャウトみたいな声出ちゃいました。

ただでさえ涙腺崩壊曲なのに再録されたこの曲を車で聴いたら涙で明日が見えない状態になり事故りました。

BメロとサビのRYUICHIの魂のこもった歌声が本当にやばすぎるやばすぎる思い伝えたら泣きすぎた泣きすぎた僕が分かるはずになってしまった。

ネタバレ防止の為詳しいことは言えませんが、ライブのとある演出が神過ぎて涙でドロドロに溶けちゃいましたね。

そして最後のINORANの切なすぎる切なすぎるアルペジオで何処まで翔べるのか確かめに来た僕は見事に昇天しました。

 

7.1999

僕の生まれ年です。

恐らく LUNA SEA最後のスラッシュメタルナンバー。

この曲、フツーにカッケェので定番曲化してもいいんじゃないんですかね?丁度いい曲の長さでサビも分かりやすいので。

ちゃんと次曲への繋がりも再現されてて良かったです。

 

8.END OF SORROW

LUNA SEAの数あるシングル曲でもトップクラスに好きな曲。

再録されたことで切なさよりも遠くへ行ったような気がします。

クリスマスの予定なさすぎて幾千の星に抱かれてロマンを叫び続けることしかやる事ありません。MUNA SEA...

(流石にEDEN辺りのライブでやってた原曲の薄羽蜉蝣verでは収録されなかったか...)

 

9.DESIRE

LUNA SEAのライブで聴くたびに激しく胸が張り裂けそうさ心奪われすぎてゆくになってしまう定番曲。

原曲は若さ故の青臭い恋愛みたいな勢いがありましたが、再録ver.では勢いはそのままにより情熱的な大人の恋愛といった感じに変化したように思います。

 

10.IN SILENCE

杉原さんお得意の空間系ディレイバシがけ曲。

ひたすら暗く重たい曲が続いていた中で、少し光が差し込むようなナンバー。

かといって爽やか過ぎず何処か翳りがあってちゃんとこのアルバムにフィットしています。

聴くたびに地中海付近の海が思い浮かぶんですが、これは俺だけでしょうか?

限りなく透明に近いブルーの海にゆっくりと沈み込むようなそんな感覚になります。

 

とか言ってたら刹那の風に心笑われたんで今はIN SILENCEになります。

 

11.SELVES

LUNA SEAの数ある「宇宙的に感じようよ」曲の究極的楽曲。

今回の再録では新しい音が足され終末感が増したり、LUNATIC ASMRことINORANのウィスパーがより聴こえやすくなってたりとこの曲も再録での変化が顕著に現れたと思います。

当時、この曲のギターはトイレで録音してたらしいですが今回のレコーディングもトイレで録音したんでしょうか?

最後の重ね録りのギターの音で本当に宇宙の中へ吸い込まれてゆくような感覚になります。

 

 

今回の再録、MOTHERもやべぇことになってますがSTYLEも元々のヘヴィさとダークさがよりdarker than darkness−style 23−になってて更にロックなアルバムになったと思います。

実際に仙台公演に行ってきましたが、STYLEの楽曲を今のLUNA SEAで演奏したら余りにもカッコ良過ぎて語彙力喪失してしまいました。 

何回も聴いたアルバムなのに新アルバムってレベルで音が生まれ変わってるのでMOTHERと一緒に全人類に爆音で聴いて欲しいですね。

 

 

 

では何処かの空の下でまた逢おう....