狂い咲く毒の華†HIDEAKI†です。
先日の鹿鳴館のライブで「MOTHER OF LOVE,MOTHER OF HATE」と「UN ENDING STYLE」の再現ツアーが発表されSLAVEたちが「揺れて揺れて今心が」状態で動揺してたり、チケ代のためにエンプティギリギリの生活をしている中で今回は初めてのCDレビューに挑戦してみようかと思います。
記念すべき1回目の作品は...
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SHINEです。
「そこはMOTHERかSTYLEじゃないのか」と思う方もいらっしゃるかも知れませんがこのアルバムが余りにも語られなさSUGIてKANA SEAので紹介させていただきます。
1年の活動休止を経て復活したLUNA SEAが1998年に発表した通算6枚目のアルバムです。
このアルバムはかなり賛否両論のアルバムで...
・他のアルバムに比べて全体的にグルーブ感不足(SUGIZOも公言)
・POPになり過ぎてSTYLEまでのような毒々しさがない...etc
といった要因が挙げられます。
僕も最初聴いた時は数曲を除き、好きになれませんでしたが、年数を経て聴き直してみると結構カッコいい曲が多く僕の中で迷盤から名盤へと評価が180度変わったアルバムになりました。
なのでこのアルバムを敬遠してる方やこれからLUNA SEAを聴く方にも魅力が伝わるよう俺の拙い文章力で頑張ってレビューするので最後まで読んで頂けたらこれ幸いです。
SHINE
1.Time Has Come
2.STORM
3.NO PAIN
4.SHINE
5.I for You
6.Unlikelihood
7.ANOTHER
8.MILLENNIUM
9.BROKEN
10.VELVET
11.Love Me
12.BREATHE
13.UP TO YOU
1.Time Has Come
このアルバムの始まりを告げる曲でEND OF PERIODやREBOOTの東京ドーム等で度々演奏されています。
冒頭の時計の針とメンバーの心臓の音から淡々と流れるベースが響きその後一気に他の楽器隊が雪崩れ込み夜明けのような光が差し込むそんなIMAGEのある楽曲です。ハードではありながら優しい曲調なのでRYUICHIの甘い声も上手くフィットしてると思います。
2.STORM
名曲。ライブでも頻繁に演奏される定番中の定番曲なので今更語る必要も無いかも知れません。
STYLEまでのLUNA SEAの曲に比べるとPOPではありますが、SHINEほどはPOPに寄っておらず純粋なロックチューンとしてのカッコ良さがあるように思います。ギターソロもクソカッケェし。
あとこの曲のドラムは叩いてて結構楽しいです。
3.NO PAIN
戦争について歌った曲なのでこういったメッセージ性のある曲が苦手な人にはとっつき難い曲だと思います。
歌声は河村隆一ではありますが、以前のLUNA SEAのダークさを残したメロディーを堪能できる曲です。系統でいえばRayに少し近いと思います。
ライブ映像が1998年のEND OF PERIODぐらいしかありませんが、そもそもEND OF PERIOD自体がレアなのでなかなか観る機会に恵まれない楽曲でもあります。
4.SHINE
他レビューでも今作の評価を分けてる要因だとよく言われる一曲。
POPな曲が多い今作で最もPOPな曲であり、タイトル通りキラキラし過ぎてるので、ダークな雰囲気のLUNA SEAが好きな方にとってなかなか馴染めない曲になるかと思います。
少しズレますが、この曲はライブで体感するとSLAVEの皆様の手の振りが綺麗で観ていて凄く楽しい曲になります。
5.I for You
SHINEに続いて今作の評価を分けてる一曲。
原曲自体はEDENの頃から存在していて、5年ほど温めていた曲とのことです。
ただ、河村隆一化したRYUICHIの甘すぎる歌声に切なすぎる切なすぎるメロディを受け付けない方々がいるのも事実で、ドラマの主題歌としてタイアップ・紅白への出場・殆どのライブで演奏されるといった要因から大衆への迎合を狙ったのか?と昔からのファンからは評価されてしまったやや不遇の名曲と言えなくもありません。
イントロの\ジャーン/というシンプルながら奥深い杉原氏による世界一説得力のあるCコードだけでも2時間は語れる名曲。
因みにCAPACITY∞で最後の最後に演奏されたのですが、途中で何故かRYUICHIが半裸になります。
6.Unlikelihood
J原曲の死ぬほどカッコいい曲。ぶっちゃけ定番曲にしても良いと思います。
切り裂くような真矢のドラムとJのベースラインが堪らない曲です。
Jのラップ調パートとRYUICHIの歌ものパートが上手く混ざり合って非常にカッコよく仕上がっています。
ライブver.は真夏の野外とEND OF PERIODに収録されています。
7.ANOTHER
LUNA SEA版天国への階段とも言うべき、やや暗く長めの曲です。
序盤にヴァイオリンがある関係上、Providenceとセットで演奏される機会が多いです。
途中、女性シンガーの山根麻衣によるフェイクも導入されています。この方は真夏の野外とEND OF PERIODでも歌ってる姿を確認できます。
冒頭のアルペジオとトーンを抑えた歌声パートから一気に展開される構成力が見事で今のLUNA SEAの演奏力で聴きたい曲の一つです。
8.MILLENNIUM
前曲とは一変して疾走感溢れる爽やかなロックチューンです。
シングルカットされても良いレベルの聴きやすさとハードが同居した名曲。
前述のように曲自体が爽やかなのでRYUICHIの甘い歌声もさほど気になりません。
9.BROKEN
さらに一変して重たく悲しいバラード調の曲。
タメの効いた真矢のドラムはとても聴き心地が良いです。ラスサビで導入されるピアノもいいアクセントになっています。
歌詞もメロディーもI for Youにも負けず劣らずの名曲だと思います。
10.VELVET
この曲は真矢のドラムが特徴的でドラムセットをバラバラにしてスネアはスネア、バスドラムはバスドラムといった具合でひとつずつレコーディングしたそうです。
正直他の曲に比べると若干インパクトが弱い楽曲ではあります。
11.Love Me
今作でも屈指の大名曲。MILLENNIUMのような疾走系ロックチューン。
STORMに近い疾走感に聴きやすさとハードさのバランスが上手く取れていてシングルカットされて良いし、何なら準定番曲化されてもいい程の名曲だと私は思います。
12.BREATHE
SUGIZOのアコギの音色とINORANのアルペジオが素晴らしい優しすぎる優しすぎる名曲。
東京ドームでのライブ場合はアリーナの真ん中にメンバーが集まって演奏されます。
RYUICHIの歌唱力の高さが分かる曲で、ライブでも圧倒的な歌声で我々に呼吸を忘れさせるぐらいのパフォーマンスをしてくれます。
13.UP TO YOU
ライブの締めとしても度々演奏される名バラード。
ライブverは若干長くなっておりアウトロにギターソロが追加されているので、ライブverで聴きなれて原曲を聴くと「あれ?もう終わり?」となってしまいます。
FINAL ACTの演奏がマジで感動的なので全人類観ることをオススメします。
以上がSHINEのレビューとなります。
前作STYLEと次作LUNACYが評価されており、今作はなんとも言えない評価を受けてしまった不遇のアルバムです。
SUGIZOも公言したようにグルーブ感不足だったり、ソロが抜け切れてないRYUICHIの甘い歌声だったりと気になる点も無くはないですが、それだけで今作及び今作の楽曲達が強引に葬られてしまうのは少し違う気がします。
END OF PERIODや真夏の野外などのライブで化けた楽曲が結構多いのでライブ映像も合わせて観ると今作への評価が変わるかも知れません。
ではまた何処かの空の下でお会いしましょう。